「あっ、タッチペン忘れた!でもスマホを操作したい…」そんな経験はありませんか?
実は、多くの人が持っている「フリクションペン」が、意外な形でタッチペンの代わりになるんです。
この記事では、フリクションペンを使ってタッチペンを代用する驚きの裏ワザから、アルミホイルを使った簡単な自作方法まで、わかりやすく解説します。
もうタッチペンがなくて困ることはありません。ぜひ、この便利なテクニックを覚えて、いざという時に役立ててくださいね。
フリクションペンがタッチペン代用になるって本当?
にわかには信じがたいかもしれませんが、フリクションペンは、工夫次第でタッチペンの代わりとして使うことができます。
全てのフリクションペンがそのまま使えるわけではありませんが、その秘密はタッチパネルの仕組みとフリクションペンの構造に隠されています。
まずは、なぜフリクションペンがタッチペンとして機能するのか、その理由から見ていきましょう。
そもそもフリクションペンってどんなペン?
フリクションペンは、パイロットコーポレーションが開発した「消せるボールペン」です。
ペンの後ろについている専用のラバーでこすると、摩擦熱でインクが無色透明になるという画期的な仕組みを持っています。
書き間違えても綺麗に消せるため、手帳やノートへの書き込みに愛用している方も多いのではないでしょうか。
この「消せる」という特徴が、実はタッチペン代用のヒントに繋がっているのです。
タッチパネルが反応する仕組みとフリクションの関係
スマートフォンのタッチパネルの多くは「静電容量方式」という仕組みを採用しています。
これは、画面に指が触れることで発生する微弱な静電気の変化をセンサーが感知して、場所を特定するというものです。
つまり、電気を通す素材(導電性のある素材)でなければ、タッチパネルは反応しません。
フリクションペンの中には、ペン先の素材や構造によって、この静電気を伝えやすいものがあるため、タッチペンとして代用できる場合があるのです。
【費用ゼロ】アルミホイルで簡単!タッチペン代用術
「フリクションペンだけじゃ反応が悪い…」そんな時でも大丈夫。
ご家庭にあるアルミホイルを使えば、誰でも簡単に即席タッチペンを作ることができます。
普段お使いのボールペンや綿棒と組み合わせるだけで、驚くほどスムーズに操作できるようになりますよ。
ここでは、代表的な2つの作り方をご紹介します。
アルミホイル+ボールペンで安定感アップ
一番手軽なのが、ボールペンにアルミホイルを巻きつける方法です。
普段から使い慣れているペンを使えるので、握りやすく安定した操作ができます。
【作り方】
1.お手持ちのボールペンのペン先から中央あたりまで、アルミホイルをぴったりと巻きつけます。
2.使用する際は、アルミホイルで巻いた部分をしっかりと握るのがポイントです。
こうすることで、指からの静電気がアルミホイルを通してペン先に伝わり、タッチパネルが反応しやすくなります。
アルミホイル+綿棒で細かい作業も楽々
スマートフォンのような小さな画面で、細かいアイコンをタップしたい時には、綿棒を使った方法がおすすめです。
ペン先が細くなるので、より正確な操作が可能になります。
【作り方】
1.綿棒の持ち手全体に、隙間なくアルミホイルを巻きつけます。
2.綿棒の先端(綿の部分)は、そのままでも、少しだけ湿らせるとさらに反応が良くなることがあります。
この方法なら、まるで専用のタッチペンのような感覚で、イラストを描いたり、細かい文字入力をしたりすることもできますよ。
面倒な自作は不要!「フリクションボール3スマートチップ」という選択肢
「わざわざ自作するのはちょっと面倒…」と感じる方には、パイロットから公式に発売されている「フリクションボール3スマートチップ」がおすすめです。
このペンは、黒・赤・青の3色フリクションボールペンに加えて、ペン先に導電性の特殊なゴム素材「スマートチップ」が搭載されており、1本で筆記とタッチパネル操作の両方ができてしまう優れものです。
専用品ならではの快適な操作性
専用に設計されているだけあって、その操作性は抜群です。
自作のタッチペンと比べて反応が安定しており、画面を傷つける心配もありません。
タップやスライド、文字入力など、あらゆる操作をスムーズに行うことができます。
普段からフリクションペンを使っている方なら、違和感なく乗り換えられるでしょう。
こんな人におすすめ!
•仕事や勉強で、紙のノートとタブレットを併用する方
•スマートフォンで手書きメモを取ることが多い方
•できるだけ持ち物を少なくしたい、ミニマリストな方
1本で何役もこなしてくれるので、ペンケースの中身もすっきりします。
デザインもスタイリッシュなので、ビジネスシーンにもぴったりです。
タッチペンを代用するときの注意点
フリクションペンや自作のタッチペンは非常に便利ですが、使う際にはいくつか注意すべき点があります。
大切なスマートフォンやタブレットを傷つけないためにも、以下のポイントを必ず守って、安全に活用しましょう。
画面を傷つけないための対策
アルミホイルを使って自作する場合、アルミホイルの端や角が画面に直接当たると、細かい傷がついてしまう可能性があります。
アルミホイルを巻く際は、できるだけ滑らかに、角が立たないように丁寧に巻きつけましょう。
また、綿棒を使う方法は、ペン先が柔らかいので画面を傷つける心配が少なく、おすすめです。
デバイスとの相性を確認しよう
タッチペンの反応のしやすさは、お使いのスマートフォンの機種や、画面に貼っている保護フィルムの種類によっても大きく変わります。
特に、厚手のガラスフィルムなどを貼っている場合は、反応が鈍くなることがあります。
すべての環境で完璧に動作するわけではないことを理解し、「自分のデバイスではどうかな?」と、まずは優しく試してみるのが良いでしょう。
100均で手に入る!タッチペン代用お助けアイテム
最近では、100円ショップでもタッチペン関連の便利なアイテムが手に入ります。
例えば、ペンの先端に取り付けるだけでタッチペンに変身させられる「タッチペン交換用ペン先」や、導電性のあるスポンジ、さらにはタッチパネル対応の手袋など、様々な商品が販売されています。
これらをフリクションペンと組み合わせることで、より快適なタッチ操作が実現できるかもしれません。
お近くの100円ショップを覗いて、便利なアイテムを探してみてはいかがでしょうか。
まとめ:フリクションを賢く使って、タッチペン代用をマスターしよう!
いかがでしたか?今回は、身近なフリクションペンをタッチペンの代わりとして活用する裏ワザをご紹介しました。
アルミホイルや綿棒を使えば、誰でも簡単に即席タッチペンを作ることができますし、専用の「フリクションボール3スマートチップ」なら、1本で何役もこなす頼もしい相棒になってくれます。
タッチペンがなくて困ったときは、ぜひ今回の記事を思い出して、スマートに解決してくださいね。